カテゴリー「映画など」の12件の投稿

映画 『ファウスト』

 さて、ロシアの巨匠、アレクサンドル・ソクーロフ監督。

 この監督の映画は何度か観てます。ぐんまには高崎映画祭という誇るべきものがあって、高校のころからここでいろんな映画を教えてもらいました。で、この映画祭が明らかに好きなんだろうという監督が何人かいて、その1人がソクーロフ監督です。たしか、映画祭に監督が来たことがあったような。

 そのソクーロフ監督がファウストを撮る。
 しかも、レーニン、ヒトラー、昭和天皇を描いた、権力者3部作とも呼ばれたシリーズの最後だという(つまり、4部作だった!)。この監督、舞台になる国の言葉を使いますからね。翻訳は、日本で公開されるドイツ映画を次々と手がけている吉川美奈子さんです。

 東京での公開から数か月後、とうとう『ファウスト』、やってきました。傑作『太陽』(昭和天皇の話)を上映してくれたシネマテークたかさきです(←映画祭からできた映画館)。


公式サイト

 とにかく密度が濃いんだ。
 始まってしばらくして、ファウストは「寝てないし、食べてない」と言う。そして、欲望の羅列がつづくのね。知、お金、名誉を求めて、時間がないと言い、恋した女性を追う。
 さらに、人との距離が近いんです。これは、距離「感」とかいうことじゃなくて、実際に、相手の顔が近かったり、人が押しあいへしあいしてたりする。しかも、この映画、たぶん1日の話。時間やら距離やら何やらが、ぎゅーっと濃縮してる。
 前半の街の場面は、あまりの濃さに「わたしはここでは暮らせない……」と思った。

 難解と言われるソクーロフ作品だけあって、「これは何だろう? どういうことだろう?」と思う部分がありつつ、ときおり、圧倒的に美しいシーンが来る。そう、圧倒的なの。

 ファウストとマルガレーテが泉に倒れて、波紋が一重だけ広がるシーン。
 後半になるにつれて色づいてくる画面の緑。
 ポスターなどで使われていた金色に輝くマルガレーテ。「え、あれ、このシーンで?」ってところで登場して、長くつづく。わたしはここが一番「これは何だ!?」と思った。しかも、じっと見てると、マルガレーテの顔がゆがんで見えることがある。わたしには彼女がただ無垢には見えなかった。

 そして、最後の、大地から熱水のふきだす場面。窪地に水が集まっては、ものすごい音を立てて飛び上がる。音と映像が相まって、何度も繰り返されて、もう本当に「ここにいたくない!」と思って、外に逃げたくなった。
 すごいパワー。パワーのある作品だった。


 観終わって、廊下に貼ってある『ファウスト』評の切り抜きを読む。だって、こんな映画、ほかの人がどう観てるか気になるじゃないか。そしたら、似たように読みまわってる人がいて、その人につられて、パンフを買ってしまった。もうあんまり買わないようにしようと思ってるんですけどね・・

映画 『アルマニヤ』と『ホテル・ルックス』

 ドイツ文化会館であった「ドイツ映画特集」を観に行ったのは、もうしばらく前の話・・。

 電車の遅れもあって、上映作4本中2本をみてきました。
 でもねえ、見逃したアンドレアス・ドレーゼン監督の『どうする、人生真っただ中』はちょっとみるのを迷ってたんだよねえ。だから、みられなくなってちょっとほっとしたというか・・。この話、主人公が余命数か月の話なんですよね。昨年、ずっとそばにいた祖父をなくしたところで、これをみたら鼻水やばいかなあ、と。もう1本は『若き天才音楽家たち』。本物の神童が出てるとのことで、この2本はあとでみられるならみたいなあ。

 で、『アルマニヤ――ドイツへようこそ』 ヤセミン・サムデレリ 監督
    Almanya - Willkommen in Deutschland

 ドイツに働きに来て、ずっと暮らして孫までできて、ドイツ国籍もとったトルコ人夫婦。いや、すでにドイツ人なわけですが。おじいさんがトルコに家を買ったと言いだし、みんなそろって向かうことになります。トルコ移民の多いドイツらしいお話です。
 ははは、って、もろにおじいさんの話じゃないか! このおじいさん役の俳優さんが、若いときの人も、年取ってからの役の人もいい顔してるのねえ。しかも、あらすじをちゃんと読んでなかったわたしは途中で気づきました。このおじいさん、亡くなってしまう。でも、コミカルな作りだったし、後ろの人の少ない席だったので、そう周りに迷惑はかけなかったかと思います。
 そう、この映画、コメディ仕立てなので、異文化の対立みたいな辺りはあまり突っ込まずにさらりと描いてます。おじいさんの冠詞を抜かして話すドイツ語に親近感をもったなあ。基本的にドイツ語で進行してるので、移住して言葉がわからない!というシーンで、ドイツ人が逆にトルコ語でしゃべってる演出が面白かった。そして、トルコの景色が魅力的。高橋由佳利さんのエッセイまんが『トルコで私も考えた』読んでから、いつかは行ってみたい国のひとつです。

 次は、『ホテル・ルックス』 レアンダー・ハウスマン 監督
      Hotel Lux

 ナチス台頭の時代に、ベルリンでヒトラーを演じていたコメディアン俳優。そりゃあ身に危険も迫るでしょう。偽造パスポートを手に、モスクワのホテル・ルックスに逃げ込みます。偽造パスポートを持ってますからね、他人を演じることになるわけです。それがまた特殊な人物で・・ってごたごたと、共産ネタ。こちらもコメディ仕立てであります。
 このホテル、実在したらしい。で、登場人物も実在の人が多数。これまたドイツらしい歴史がらみの話です。

 会場にはドイツの人もけっこういたんですが、ドイツの人と映画みるって向こうにいたときも思ったけど面白いねえ。わたしも笑ったりしてたけど、「え? そこでそんなに爆笑?」とかあったり。ネズミでかかったなあ。最初にヒトラー演じてたのがユルゲン・フォーゲルだって、一瞬気づかなかったよ。
 この映画、いまこうして書いててちょっと不思議に思ったのが、登場人物の誰にも共感してないんだよね。と言っても、その言動が理解できない、支持できないっていう意味じゃなくて、わたしは感情移入してみるほうでたいてい誰かに思い入れたり、反発を感じたりするんだけど、そういうのがなかったなあ。なんだろう、そうに作ってあるのかな? 監督さんは"Sonnenalle"や"Herr Lehmann"なども撮った人だそうです。

 ということで、まさにドイツの「現在」と「過去」の2本でした。

2013年9月 追記:
『アルマニヤ――ドイツへようこそ』は、『おじいちゃんの里帰り』というタイトルで劇場公開されるそうです。
『若き天才音楽家たち』も、『命をつなぐバイオリン』として公開されてました。かなり重い映画でした。

映画 『ウェイヴ』

 今年もまた高崎映画祭の季節です。ドイツ映画がやっていたので、観てきました。

 ユルゲン・フォーゲル主演の『ウェイヴ』です(原題は "Die Welle")。アメリカで実際に行われた心理実験を基にした映画。と言われると、数年前にあったドイツ映画『エス(原題"Das Experiment")』を思い出す。あれは面白かった! 『エス』が刑務所を模した実験で、尊大になっていく看守側と卑屈になっていく囚人側の対立を描いていたのに対して、この映画では、高校の教室で独裁制を再現する。しかもそれを、ナチスの悪さをさんざん教わってきたドイツの学生ってところにもってくるんです。「ドイツでそんなのもうありえないよー」なんて言っちゃってるようなところにです。期待するじゃないですか。わたしはしましたよ。オフィシャルサイトを見れば、『エス』より面白いよ~みたいなこととかいろいろ書いてある。

 そしてわたしは失敗しました。観る前にちょっと情報を入れすぎた。期待しすぎた。そんなことをしたらね、「あれ、もっとすごいと思ったのにな」ってことになるんです。
 だってね、反対する子もいるんだけど、わりとすんなりいっちゃうんですよ。わたしとしては、もう少し、生徒たちのいろんな反応と先生の気持ちの変化を見たかった。せっかくドイツにした辺りをネチネチやってほしかった。

 意外だったのが、最後の先生の奥さん。あー、離れていっちゃうんだろうなあと思ってたら、並んで歩くなんて予想外でちょっと感動的ですらありました。

  

映画『白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々』

 ほんとは日本劇場公開時に観てたんだけど。いいかげん書きましょう。

原題 Sophie Scholl - Die letzten Tage
監督 Marc Rothemund
出演 Julia Jentsch, Fabian Hinrichs, Alexander Held, Johanna Gastdorf, Andrè Hennicke, Florian Stetter, Johannes Suhm, Maximilian Brückner, Jörg Hube
ドイツ 2004  オフィシャルサイト ドイツ日本

 一応、短くあらすじ。
 ビラを配るなどして反ナチ運動をしていたグループ「白バラ」。そのメンバーの一人、ゾフィー・ショルが逮捕され、取調べを受け、死刑にされるまでの数日間を描いてます。

 これって実話をもとにしてるじゃないですか。変な言い方なんだけど、もし完全なフィクションだったら、こんなに評価を受けたかなあ、と思った。で、だからこそ、これが実話っていうのはあらためてすごい。

 どうなるかわかってるのに、最初のあたりは「解放されるかも」なんて思わず期待しちゃったけど、死刑に進んでいくんだとはっきりしてきてからは、もうこわかった。どういう方法?と思ってたら、ギロチンだし。「私だったら気絶したい」と思い、北野武監督作『BROTHER』で、相手のところへ報復に行く人たちの中で、一人、途中で自殺したシーンを思い出した。あの役、すっごく共感したんだよなー。
 だから、処刑前にゾフィーが両親に会ったとき、「Ich würde es wieder genau machen(多分。そのまま訳すと『もう一度同じことをするだろう』)」って言ったのが、とても印象的だった。どうしてそんなこと言えるんだろう? 死刑になるとわかっててもってことなのか?
(白バラについてまとめられたサイト「白バラの庭」を見ると、取調べのときに言った言葉と出てた。私は聞き取れなかったんだけど、映画でも言ってたのかな?)
 あの役を演じたユリア・イェンチは本当にすごかったなあ。あれに気持ちをもってくんだもんなあ。私はぜんぜんわからなかった。どうして白バラの活動を始めたのか、どうして死を前にしてもああでいられたのか。ゾフィーが窓の外を見るシーンも印象深かったけど、何を考えているんだろうと思って見てた。わからない。やっぱり宗教とかも大きいのかな。他の人たちがどうだったのかも気になったし。でも、こういうのって本人たちも説明できるんだろうか?

 で、尋問官が詰問するところと裁判官が私には合わなかった。なんか両方とも「型でもあるのか?」というような、「いかにも」な感じがして。裁判官のほうは言ってる内容もだけど、あの話し方に反射的にいらっときた。「おまえもうしゃべるな」と思ったくらい。尋問官モーアは、気持ちの変化とか、無言でゾフィーを見る感じとかはすごくよかった。でも、私がいやだと思った部分って、考えてみると、「組織の一員」感を表していたのかなあ。

 映画とは関係ないこと。
 これを一緒に観に行った友達は、もうすぐ地元に戻ることが決まってたんです。ふたりで会うときはいつも映画を観に行くってつきあいで、「それじゃあ映画観て、飲もう」ってなって。またいつか一緒に行こうねー。

映画 Winterkinder – Die schweigende Generation

 映画館Cinema Quadrat Mannheimのニュースレターからの情報。

„War Großvater ein Nazi?“ Regisseur und Autor Jens Schanze (Jahrgang 1971) stellt diese Frage seiner Mutter. Und seine Mutter antwortet. Ihre Entscheidung, die kritische Beschäftigung mit der Person ihres Vaters zuzulassen, bringt unverhofft Bewegung in scheinbar festgefahrene Familienstrukturen. Es wird offenbar, daß dicht unter der Oberfläche der täglichen Normalität seit über 60 Jahren ein bisher unverarbeitetes Trauma schlummert. Der Dokumentarfilm WINTERKINDER ist die Auseinandersetzung mit der eigenen, ganz persönlichen Geschichte. Jens Schanze erforscht das Familiengedächtnis seiner Eltern und Geschwister über einen Menschen, der noch vor seiner eigenen Geburt starb: eine Spurensuche des Enkels nach der Vergangenheit des Großvaters, nach der Herkunft seiner Mutter und nach der eigenen Identität.
Preis: Special Jury Mention vom Festival de Films de Montréal. Prädikat: Besonders Wertvoll.

試訳
「おじいさんはナチだった?」映画監督で作家のJens Schanze(イェンス・シャンツェ、1971年生)は母親に尋ね、母は答えを返した。自らの父親が批判的な形で映画にされることを母は認め、この決断によって、停滞して見えた家族の有様が思いもかけず動き出す。六十年以上も日々続いてきた普通の暮らし、そんなうわべのすぐ向こうには、それまで手つかずのトラウマが潜んでいたことが明らかになっていく。ドキュメンタリー映画『Winterkinder』は、自らのごく個人的な歴史に取り組んだ作品だ。自分が生まれる前に亡くなった人物について、シャンツェ監督は両親や兄弟の記憶を探っていく。それはつまり、孫による祖父の過去の痕跡探しであり、母が生まれた経緯、そして自分のアイデンティティーを追求するものであった。
受賞-ニュー・モントリオール国際映画祭 審査員特別賞
評価-大変に価値ある作品

監督-Jens Schanze
出演-Antonie Schanze, Horst Schanze, Kerstin Schanze, Bärbel Schanze, Annette Schanze, Andrea Schanze, Edith Lehmann
ドイツ 2005   http://www.winterkinder-film.de/

 最後に映画祭と賞の名称をチェックしようとして、ひっかかった。結局いわゆる「モントリオール映画祭」ではなくて、2005年に第一回が行われた「ニュー・モントリオール」だとわかったのだけど、この「ニュー」のサイトがなくなっている様子…。オフィシャルがあればすぐ確認取れたのに~。

 私も、戦争を体験した祖父について、母親にある質問をしたことがある(ただ、父方の祖父のことを母親に聞いたからなあ)。今でも繰り返し戦争のときのことを話しているので、そうやって話せるというのがひとつの答えかなとも思う。

 テキストの借用は映画館に許可をもらってます。著作権はそちらに。翻訳、日本語、ドイツ語に興味のある方、試訳の改良案などありましたら、どうぞお知らせくださいー。

映画 Farland「ファーラント」

 ドイツ映画祭2005で「ファーラント」を観てきました。本当はその前に上映してた「ワン・デイ・イン・ヨーロッパ」も観る予定だったのに、ごたごたして間に合わなんだ…。映画祭の中で一番観たい作品だったのにね……。監督来てたらしいのにね…。

Farland ファーラント
監督:Michael Klier
出演:Laura Tonke, Richy Müller, Daniel Brühl, Karina Fallenstein, Thure Lindhardt, Fabian Busch, Andreas Schmidt, Fabian Busch, Eoin Moore, Vera Baranyia, Frank Lüdecke, Brigitte Zeh
ドイツ 2003

あらすじ
 町を出たKarlaカルラの元に電話がかかってくる。妹とその彼氏の乗った車が事故に遭い、二人とも意識不明の重体だという。退屈な町、わだかまりのある家族、重い昔の彼氏……。戻りたくはないカルラだったが、妹の病院へ通うことに。二人の眠る病室でカルラは、妹の彼氏の両親と会う。父親のAxelアクセルは行違いから一人離れて暮らしていた。家族内での自分の居場所がわからない二人は、病室で、町で、顔を合わせ言葉を交わすようになっていく。

感想
 かなりたんたんとした映画です。終わり方も「え? ここで終わるの?」というところで終わり、一緒に観に行った友人は、その後かなりもやもやしてました。
 何か起きても、大きく上げたり下げたりしない。その見せ方はきらいじゃないな。ただ何か作りが甘いというかで、「何でこの人こんなにいらいらしてんの?」とかわからなかったりする。重い過去があったほうがいいとは言いませんけど、ある程度は納得させてほしかった。まあ、あの元彼は重いよね…。
 映画ということで省かれてるとこはあるとしても、「やっぱり日本とは違うよなあ」と思う人との距離感とか人の有り様に気をひかれた。あと、日本語字幕つきでドイツ語の映画を観るのは久しぶりで、意味がわかると聞き取りもしやすい気がした。

映画 TATTOO「タトゥー」

 この映画はドイツで観ましたー。ドイツ映画祭2005で上映されるようです。

 新人警察官Marcは警部Minksに「弱味」を握られ、Minksに手を貸すことになる。二人が取り組むのは、行方がわからなくなっている警部の娘探しと、連続猟奇殺人事件。その殺人事件には奇異な共通点があった。被害者はみな、皮膚の一部を切り取られていたのだ――

監督 Robert Schwentke
出演 August Diehl, Christian Redl,Nadeshda Brennicke, Johan Leysen, Monica Bleibtreu, Gustav-Peter Wohler, Ilknur Bahadir, Ingo Naujoks,Jasmin Schwiers
ドイツ 2002  (公式ホームページが見つからなかった)

 この手の話、きらいじゃないので観に行きましたが、結構グロいところがあるので、苦手な人はやめたほうがいいかも。映像がいわゆる「スタイリッシュ」なので、そんなにだれずに観られた気がする。
 ただ、話がいまいちかなあ。犯人はわかるし、最後は納得いかないし。でも、日本のアマゾン見たところ、すでに日本に入ってきているようで、レヴューも出てた。それによると、大事なシーンがエンドクレジットの途中に入るという。そんな記憶はない…。あれのことか? 見逃したか?
 ドイツ語で観てる上に、作品の雰囲気に合わせたのか、役者の話し方がわかりにくく、細かいところがわからないから、ちゃんと観たらちゃんとしてるのかもしれません。
 とにかく、主演のAugust Diehlがかっこよかった。走っても転んでもかっこいい…。好みだったので、1年後くらいに公開された映画(Lichter)観たら、病的にやせてて驚いた。

映画"One Day in Europe"

 ドイツ・マンハイムの映画館Atlantis / Odeon のニュースレター(4/4発行)より。

(~)ONE DAY IN EUROPE, der neue Film von Hannes Stöhr (BERLIN IS IN GERMANY). Zu Recht war dieser Film einer der großen Publiumslieblinge beim Berlinale-Wettbewerb! Wie in NIGHT ON EARTH von Jim Jarmusch werden Episoden aus verschiedenen Städten erzählt, spielen Taxifahrer eine wichtige Rolle, hält eine Idee – diesmal ein Fussballspiel (Champions-League-Finale in Moskau) - die einzelnen Geschichten gekonnt zusammen. Die liebevolle Einführung der Städte Moskau, Istanbul, Santiago de Compostela und Berlin geschieht über Trickfilm-Miniaturen, die Beitäge selbst sind durchweg sehenswert (wenn auch von unterschiedlicher Qualität > geradezu brilliant sind die in Moskau und Instabul), ausgesprochen humorvoll, hinterwitzig und im Hinblick auf die unterschiedlichen Nationalitäten und Individualitäten überzeugend dargestellt. Insofern ist ONE DAY IN EUROPE auch als wichtiger Beitrag gegen kulturelle Differenzen zu verstehen.
   (一部、誤字脱字があるようですが、原文のままです)

タクシー運転手、サッカーの試合というのをキーに、様々な都市のエピソードを描いた映画。都市は、モスクワ、イスタンブール、サンティアゴ デ コンポステラ(注:スペイン北西部の都市)、ベルリン。

監督 Hannes Stöhr
出演 Megan Gay, Luidmila Tsvetkova, Florian Lukas, Erdal Yildiz, Péter Scherer, Miguel de Lira, Rachida Brakni, Boris Arquier
2004 ドイツ/スペイン  公式ホームページ

 ふむ、これは結構好みかも。(と言ったきり、見逃してます)

 ニュースレターの引用や訳文掲載は映画館の許可を得ています。著作権は映画館側にありますのでお願いします。

映画「ベルリン、僕らの革命」

 ドイツのことにも多々ふれてらっしゃるブログanney's room - frei - で、映画「ベルリン、僕らの革命」のことを知りました。
 おお、「グッバイ、レーニン!」のダニエル・ブリュールがでてるのか。それは気になる。

「ベルリン、僕らの革命」
原題"Die fetten Jahre sind vorbei" 英語タイトル"The Edukators"
監督 Hans Weingartner
出演 Daniel Brühl, Stipe Erceg, Julia Jentsch , Burghart Klaußner
2004 ドイツ/オーストリア  公式ホームページ 日本 ドイツ(どちらも音楽が流れるので、会社で見てる人は気をつけてくださいな)日本のサイトはサントラがいくつか聞けたり、インタビューが見られたりします。

あらすじ
 主人公のJan、親友のPeter、Peterの恋人Jule。
 JanとPeterには秘密があった。最近、金持ちの家に入り込むが金品は盗らない事件が続いていた。その「エデュケーターズ」とはふたりのことだった。
 Peterの不在時、あることからJanとJuleが金持ちの家に忍び込む。そこから彼らを取り巻く状況は大きく変わっていく――

 えーと、内容的には「政治と恋愛」ですか。ドイツってそういう映画結構あるような。日本でもう公式サイトとか出てるので、あらすじはおおまかに。ドイツのサイトから訳して紹介っていうのも省きます。前情報を得た段階の感想は、ストーリーは「む?」という感じだけど、役者とか監督とか音楽とか映像とかよさそうなので、見始めたら結構もってかれるんじゃないかと。この映画は観ます(断言)。

 さて、ドイツでの評判はかなりよさそうです。まあ、日本で上映するくらいだからそうなんだろうけど。ドイツでは2004年11月25日より劇場公開らしい。それで日本で4月29日から公開って、ドイツ映画としては異例の速さではないだろうか。「グッバイ、レーニン!」効果かのう。

 ちょっと気になったのは、日本語の名前が英語読みとドイツ語読みがごっちゃになってること。英語圏以外の映画の翻訳家って少ないから英語から訳すことがあるって聞くけど、そういうことなのかなあ?

目次―映画・音楽など

観た映画                       音楽こちら

Aguirre, der Zorn Gottes
Aimée & Jaguar
Ausländer Raus!
Bandits「バンディッツ」
Bin ich schön?「アム・アイ・ビューティフル?」
Das Cabinet des Dr. Caligari「カリガリ博士」
engel + joe
Erleuchtung Garantiert「MON-ZEN」
Das Experiment「es」
Farland「ファーラント」
Die Geschichte vom weinenden Kamel「らくだの涙」
Goff in der Wüste
Good Bye Lenin!「グッバイ、レーニン!」
Herr Lehmann
Der Himmel über Berlin「ベルリン・天使の詩」
Der Japaner sind die bessere Liebhaber
Jenseits der Stille「ビヨンド・ザ・サイレンス」
Keiner liebt mich「愛され作戦」
Knockin' on Heaven's Door「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
Lichter
liegen lernen
Lola rennt「ラン・ローラ・ラン」
M - eine Stadt sucht einen Mörder
Männer「メン」
Nackt
Nosferatu
Pünktchen und Anton「点子ちゃんとアントン」
Sie haben Knut
Solo für Klarinette
Sonnenallee
Sophie Scholl - die letzten Tage「白バラの祈り―ゾフィー・ショル、最期の日々」
Tatoo「タトゥー」
Ten Minutes Older - The Trumpet
Der Totmacher

映画情報

Agnes und seine Brüder「アグネスと彼の兄弟」
Alles auf Zucker「何でもツッカー!」
Der alte Affe Angst
Anleitung zur sexellen Unzufriedenheit
Barfuß
Bella Martha「マーサの幸せレシピ」
Bungalow
Crazy「クレイジー」
Deutschland - wäre meine richtige Heimat...
Die fetten Jahre sind vorbei「ベルリン、僕らの革命」
Das fligende Klassenzimmer「飛ぶ教室」
Gegen die Wand「愛より速く」
Gespenster「幻影」
Heaven「ヘブン」
Herr Wichmann von der CDU
Hierankl「ヒランクル」
K.af.ka fragment
Kammerflimmern「心の鼓動」
König der Diebe「盗人の王様」
Love the Hard Way
Mein Bruder ist ein Hund「弟がいぬになっちゃった!」
Der neunte Tag「9日目」
99 Euro - Films
Nirgendwo in Afrika「名もなきアフリカの地で」
One Day in Europe「ワン・デイ・イン・ヨーロッパ」
Poem
Raumpartrouille Orion
Rosenstraße
Schultze gets the Blues「シュルツェ、ブルースへの旅立ち」
September
Sommersturm「夏の突風」
Sophiiie!
Die Spielwütigen「芝居に夢中」
Stille Liebe
Der Tunnel「トンネル」
Der Untergang「ヒトラー~最期の12日間」
Verrückt nach Paris
Was nützt die Liebe in Gedanken「青い棘」
Willenbrock「ヴィレンブロック」
Winterkinder- Die schweigende Generation
23

舞台
「三文オペラ」

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プロフィール

  • ぐんまでドイツ語を訳したり教えたりしてます。実務、出版、リーディング、チェック、いろいろします。名前はとりあえず はせ で。

    ドイツ語に興味を持ったのは、『ホッツェンプロッツ』を読んだのがきっかけ、でしょうか。
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    出版翻訳について知りたいなら
    翻訳家のひよこ(ひよこの心得)
    ドイツ語圏のミステリーなら
    ドイツ・ミステリーの館『青猫亭』
    がおすすめです。くりかえし読んでます。

    メールは hasefutaあgmail.com まで。

    <訳書>

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