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下訳終わりました

 本当にごぶさたしてました。やっと下訳が終わりました。
 長らく更新していなかった間のぞいてくださったみなさん、本当にありがとうございます。

 さて、下訳について多少書きます。といっても、何分裏方の作業だから、あまり好き勝手には書けないんだろうな。

 えーと、まずは、「なんかやたら時間かかってたけど?」というあたりから。下訳していたのは、いわゆる長編ファンタジーになります。私の手元にあるのが、イラストなしの形で本文が約500と数十ページ。そのうちの400強を下訳しました。それなりに時間がかかっても仕方ない量……だと思う。思いたい。でも、私遅いので、余分に時間かかっては、います。

 訳につまったり、余計なこと考えたりしつつも、続ける気力をなんとか保っていけたのは――本が面白かったんですよね。うん、下訳ってわかりやすい対価がそんなにあるわけじゃないし、それを別にしても、その本を好きになって訳せるようなものと当たったのは、本当にありがたい、運のいいことでした。で、つまったときには、なるべく作者のことを考えるようにしました。「この人の文章の邪魔にできるだけならないよう自分なりに手を尽くそう」って。あと、検索かけてみたら、この本が訳されるのを待っている人がいて。ああ、待っている人がいるんだなー、急がないとー、すみませんー……と。
(あ、ドイツ語翻訳に興味のある方へ書いておきますと、この話は翻訳講座で教わった先生からいただいたものです)
 今は、終わってほっとしたのと、なんかさみしいような気持ちと、です。訳の出来について自分で評価するのは難しいな。あとは、上訳者(?)である先生におまかせです。下訳ってどう使うのかな?

 この本については、後でさりげなく本の紹介のとこに書いておこうと思ってます(そのくらいは許されるだろう)。「あ、これかなー」と流してもらえるとありがたいです。小さいときに読んで大好きだった本をいくつも思い出しました。「霧のむこうのふしぎな町」を久しぶりに読み返したんだよなー。そういう目で見たことなかったけど、いろいろ見習うとこがあったなあ。(今リンクしようかと思ってみたら、この本、新装版や英語版など出ているのですね。一応、自分が持っている一番最初に出たタイプをリンクしました。表紙、変わったんだー。イラストは同じ方みたいだけど。イラストが別バージョンまであった。この独特なイラストも含めて好きだったのだがなあ。あと、「気ちがい通り」が「めちゃくちゃ通り」になっているらしい。そうかー、そういうものなのね)

 遅筆ではありますが、これからまたブログを再開していく予定なので、よろしくお願いします。

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コメント

長編ファンタジーの翻訳をされたんですね。
私はヘッセの童話を二つ訳したことがあるだけです。短いです。
ドイツ語は第二でしたが、2002年にやり直しをはじめました。いま2006年ですからやっと5年目です。もう何年かはちょっと辛抱しなければならない気がしますが、できそうなものはトライアルをどんどん受けていくつもりです。
文芸もとても興味があり、もうちょっとドイツ語が堅牢になったら企画書を書きたいです。

長さよりも、きちんと訳者として名前を出す仕事をなさったのですから、すごいと思います。しかも、Papagenaさんのお好きなヘッセということで、やりがいはさらに大きかったのではないでしょうか。
この下訳には正直とても苦労しました。
今日来たアメリアからのメールでも、英語以外の本の情報は貴重がられるというようなことが書いてましたね。

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