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「2000年代」はなんていう?

 ドイツのラジオでよく聞く言葉。
"Die Superhits der achtziger, der neunziger und das Beste von heute!"(試訳:80年代、90年代そして今のヒット曲(をお届け))
 ドイツ人の友人と話しているときにふと思い出して、「じゃあ、(2000年代の)今は何ていうの?」と聞いてみました。友人曰く、それに相当するひとつの言葉はない、とのこと。さらに「10年代」という言葉もないそうです。えー、ないのか?

 何でこんなことになるのか、ドイツ語をわからない方のために少し説明します。
 ドイツ語で20、30とかの数字は90まで全て語尾に ig がつきます。これに er がつくと「~年代」。2000は zweitausend 、10はzehn。なので、2000年代はどうなのかなと質問したのでした。
 と、ここまで書いて、英語はどうなってるんだろうと思った。理屈は一緒のはず。ちょっと検索してみると二つほど見つけたのでリンクしておきます。
 こちらEnglish Cafe)とこちらほぼ日刊イトイ新聞
 英語は単語がないとまではいわないけど、まだ揺れがある感じでしょうか。考えてみれば、日本語でも2000年代ってちょっとまぎわらしいかも。他の言語ではどうなってるのでしょうね?

 とにかくこの話をして以来、結構気になってました。だってこれから使う機会も増えるだろうし、ないと不便じゃない?(友人は「21世紀最初の10年」とか言ってた気がする。長いよ)

 そうしたら。おお。3月31日の"- Kultur - SPIEGEL ONLINE"内の"Zwiebelfisch"でこの話題が。
 "Zwiebelfisch"はドイツ語に関するコラムです。読者からの質問をまとめたページに出てました。歴史的なことに触れつつ説明してますが、やはり決まった表現はないとのこと。
 読者からの提案を募っていて、そちらも紹介されてます。なるほどと思うのもあれば、何それというのもあり。その後の展開はあるのか、気になるところです。
 でも、まあ、こういうのって、そのうちなんとなく決まっていくものなのかもなあ。

おまけ
 "kolumnen.de"のテキストで面白い表現見つけました。

Die wiederum wollten wissen, was aus ihr geworden ist und googelten nach ihr beziehungsweise nach uns, denn meine Frau trägt meinen Nachnamen.

試訳:彼らは彼らで、彼女がどうなったか知ろうとして、彼女の名前つまりうちの名字をグーグルで検索した。うちの奥さんは私の姓を名乗ってるんで。(注:ドイツは結婚するとき名字が選べます)

 うおう、googlte。新語だー。googlen-googlte-gegoogltのよう。googlnよりもgooglenの方が断然多かった。気持ちはわかる。きっとeがはいってても「ぐーぐるん」と読ますのだろうな。そうか、nachと組むのかー。面白いなあ。

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ドイツ語、翻訳など」カテゴリの記事

コメント

ヘーー!コレはおもしろい!googlen+nachかー。
でもコレを見て、ああ、そう言えばあたしも「ぐぐる」とか使ってんなぁ、と
2ちゃん語を思い出したあたしってオタク…?

いや、私も試訳のとこ「ぐぐった」にしようか迷ったよー。その方が「ぽい」かなあって。

Zwiebelfisch楽しいです。本も読みました。『Der Dativ ist dem Genitiv sein Tod』1と2があります。どっちも楽しいです。
2000年代はまさか「Nullziger Jahre」??

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