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観劇「三文オペラ」

 友人と俳優座の「三文オペラ」を観てきました。
 「ブレヒト」「三文オペラ」「セツァンの善人」「千田是也」――名前は聞いたことあったけど、でも、本当に名前だけ。ドイツ語翻訳を勉強してるからには、いつかはチェックしておいたほうがいいんだろうなーとは思ってました。
 それで今回みることになったのは、友人がゲーテ(ドイツ語学校)で知り合った人が出ているので一緒に行かないかと誘われたからです。その人、ゲーテ行ったあと、演劇の関係でベルリンに留学してたらしい。

 さて、これを書こうとしてちょっと調べていたら、あらすじとか丁寧に紹介してるブログ見つけたのでこちらにリンクさせていただきました。具体的なことはそちらでお願いします。

 見始めたときは正直、むむ…と思いましたね。でも、小説とか映画とかでもそうだけど最初が多少説明的になってしまうのは仕方ない。歌がはいる芝居でしたので時間が長く、ここで投げ出したらあと何時間か大変になってしまう!と、なんとかのっていこうとしていたら結婚式のあたりからテンポがよくなってきて楽しみました。

 上のブログの方も書いてますが、なんと言ってもポリー役の方がものすごくチャーミング。ずっと見ていたくなります。
 警視総監ブラウンの人もよかった。声がいいんですよね。しゃべっていても歌っていても。
 あと、牧師さんが目立たない細かいところでいろいろやっていて面白かった。メッキースとブラウンの「大砲ソング」、とてもよくて聞き惚れていると、みんなが踊りだすのに合わせて牧師さんも踊りだす。「え? 牧師も踊るの?!」と見ていたらみんなの動きを見ながらちょっと遅れて踊ってるんですよ。その動きが面白くて面白くて。でも、ブラウンがソロで歌うパートがあるのがこの歌だけだった… う、牧師に気を取られすぎた。あの声もっと聞きたかったのにー。

 興味深かったのは、人との距離感。結婚式のところなど特に、立場によっての距離感がちゃんと感じられてよかった。
 そして、ブレヒト。最初の乞食の扮装紹介、歌詞、終わり方など皮肉で、どんな人だったんだろうと思いました。価値観をぶっこわそうとしたのかなーとか思いながら観てました。

 あ、あとカーテンコールが独特だった。あれって俳優座特有なんでしょうか? 役者さんが出てきて挨拶している間、拍手じゃなくて手拍子で迎える。個人個人への拍手なし。そして一回で終わり。周りがなんかふつうにそうしていたので、この劇団では定例のことなのかなーと思ったのですが、初めてのことだったのでとまどいました。

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コメント

 トラックバックありがとうございました。
演劇を勉強している身として、できるだけ詳しい情報を残しておこうと思い、丁寧に作ってみましたが、ブレヒト自体を掘り下げて説明できなかったことが悔やまれます。
 また、気が向いたら訪問してください。演劇に関する情報をはじめ、いろいろとアップしておきます。

コメントありがとうございます。
>ブレヒト自体を掘り下げて説明できなかったことが悔やまれます。
いえいえ、私のような初心者にはじゅうぶん興味深かったです。ブレヒトに関してはこれから気にかけていきたいと思いました。
これからものぞかせていただきますね。

 ブレヒトは、劇作家であるとともに、演劇についての研究者でもあります。ウチの大学の先生いわく「ブレヒトの理論は堅苦しいが、戯曲はそれとは好対照で面白い。」だ、そうです。

そうですかー。
予備知識があればいろいろな見方ができそうと思いましたが、なくても素直に面白かったです。

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