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今日の情報

 12月1日付けの読売新聞にて、ドイツ関連ものふたつ見つけました。
 ひとつは出版社の広告、もうひとつは特集記事です。

「ドイツは苦悩する」 川口マーン惠美 著  草思社
 
 副題は「日本とあまりにも似通った問題点についての考察」
 見出しが「ゆらぎ始めたドイツを見事に描く。まれに見る力作!」
 12月2日刊で、「ドイツが誇りとしてきた高福祉国家は瓦解寸前に! 両独統一の失敗など、著者は驚くべき事実を提示する」とな。
 これだけでは、よくわからないなあ… 検索であたってみたけど、まだほとんど情報がない。気にはなるので、様子見ですかね。

・国際面で連載中「歴史教科書」より「独とポーランド 深まる隣国理解」

 まず、二国の関わりをまとめた部分をさらにまとめてみます。

 ・ポーランドは18世紀、プロイセンなどに三度分割され消滅
 ・1918年、独立を回復 しかし39年にはナチス・ドイツの占領下に
 ・45年、ソ連軍により”解放”されたが、国境線は西に大きく移動 
  この時、約800万人とも言われるドイツ人を追放
 ・90年、国境条約を終結 最終的な国境を確認

 あ、あんまりまとまってないや。ほぼ丸写し… 
 はい、で、同じ出来事でもポーランドとドイツでは教科書の記述が当然かわってくる、と。それは仕方のないことだが、「”国史”を隣国の歴史記述に照らして相対化」しようと1972年に発足したのが「ドイツ・ポーランド合同教科書委員会」。その活動のおかげで、自国民に「恥の歴史」を突きつけはしたものの、隣国への理解を深めていった。…はずだった。理解が深まったのは教科書レベルの話で、偏見・敵意は残っているという。

「偏見や敵意に満ちた過去の決まり文句を繰り返すメディア、経済成長や所得の格差がもたらす社会的緊張……。それに比べれば、教科書の影響は限られたものだったのかも知れない」(ゲオルク・エッカート国際教科書研究所(ドイツ) ヘプケン所長)

 こういうのは…難しい問題ですよね。

 次の日、2日付けの「歴史教科書」は、欧州単位での話でした。ヨーロッパの国々で共通して使えるような教科書を目指し、作り上げたそうです。しかし、実際にはあまり使われなかったとのこと。日本語版も出ているらしく、ヨーロッパの歴史をいつか勉強しなければと思っているので、ちょっとひかれました。
「ヨーロッパの歴史―欧州共通教科書」

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